サーフィンしながら地球温暖化の解決に貢献できるってどうして?
スポーツ × デジタルのおかげで海洋研究が早く進むかもしれません、、、
出典:http://smartfin.org/project/
海の定期的な観察は、地球温暖化の影響を把握するためなど、様々な研究に必要なデータです。
ですが、沿岸海域は、浅く、波の形が崩れてしまう、砕波という波が発生しているため、観測機器を使った海の測定が困難な状況になっています。
そこで効率よく容易に沿岸海域を測定する方法はないだろうかと考えられた末、生まれたのが、この「Smartfin」と呼ばれるデバイスです。
アメリカの環境保護団体である「The Lost Bird Project」とサーフボードデジタルガジェットを開発している「BoadFormula」が提携して開発されました。
出典:http://smartfin.org/project/
一体どういったものなのかを一言でいうと、サーファーに計測のお手伝いをしてもらうデバイスです!
「Smartfin」はサーフィンのフィン型のデバイスで、一般的なフィンの代わりにサーフボードに取り付けます。フィン本来の機能としては、通常のモノとなんら変りませんが、位置情報や海水の温度、水素イオン指数を自動的に測定してくれるセンサーが搭載されおり、サーフィンをすることによって、これらのデータを測定することができます。
出典:https://www.facebook.com/TheSmartfin
出典:https://www.facebook.com/TheSmartfin
そして測定したデータはBluetoothを通して、スマホへ送られ、世界各国の研究者へと共有され海洋研究に役立だてられます。
まさに一石二鳥というものです!!
今後たくさんのサーファーがサーフィンをして得た情報が海洋研究に使われることでしょう。
このSmartfinのようにスポーツのデジタル化は、環境問題や他の課題を解決する手助けにもなっていくかもしれませんね。
サーファーにとって海はとても大切な場所。その大切な場所を守りたいという気持ちを使い、楽しんでもらいながら海洋研究のお手伝いを可能にした、画期的なデバイスでした。